加齢臭は本当に年齢のせい?
最終編集日:2022/4/17
最近は臭いに敏感な人が増えています。気になる臭いの感じ方は人によって違いますが、加齢臭は自分では気づきにくいもの。周囲の印象にも影響する可能性があるので、何とかしたいと思う人も多いでしょう。気になる加齢臭の原因と対策を取り上げます。
●原因
中高年特有の加齢臭は、皮脂腺の中の「ノネナール」という物質が増えることがおもな原因とされます。加齢臭はオヤジ臭などとも呼ばれていますが、女性も女性ホルモンの減少する更年期以降は、加齢臭が年々強くなるといわれます。ストレスも加齢臭の原因です。
●対策
朝晩のシャワーや入浴で、からだを清潔に保ち、体臭の発生の原因になる劣化した皮脂を洗い流しましょう。また、臭いは衣服にも残るので、衣服はこまめに洗濯やクリーニングを。加齢臭に対応した石けんやシャンプー、ボディーパウダーなどのケアアイテムを上手に使用するのも方法です。
●生活習慣との関係
肉中心の食生活、喫煙、アルコール、ストレスなどが加齢臭に関係するといわれており、これらの生活習慣を見直すことが大切です。ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化物質はノネナールの生成を抑えるので、食品等から上手に摂取してみてください。
ノネナールは40歳くらいから増加していきますが、加齢臭は対策次第で抑えることができます。年齢のせいにせず、適切なケアで毎日を気持ちよく過ごしていきましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム