乳がん検査のマンモグラフィは毎年受けてよい?

女性/40代
2022/10/11

マンモグラフィ検査は毎年受けても安全ですか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

マンモグラフィ検査は、X線を使った検査で放射線被ばくがあります。しかし、乳房を中心とした狭い範囲にしかX線を照射せず、検査で受ける放射線の量が少ないことから、被ばくによる影響は少ないといわれています。


マンモグラフィ検査で乳房が受ける放射線量は、1枚3mGy(ミリグレイ)になるように決められています。これは、放射線による影響が起こる線量と比べ2桁以上も少なく、マンモグラフィによる被ばくを必要以上に心配する必要はないと考えられます。


そしてマンモグラフィは、従来の視触診に比べて、早期の乳がんを見つけることができるという大きなメリットがあります。早期に発見できれば生存率は高く、手術になっても乳房を温存できる可能性が高くなります。もちろんリスクはゼロではないので、むやみに撮影してよいというわけではありません。


乳がん検診の受診間隔について、厚生労働省は、40歳以上の場合、マンモグラフィと問診による検診は、2年に1回を推奨しています。これは2年に1回の受診が、被ばくリスクよりもメリットが大きいと考えられるためです。

Xで送る
LINEで送る
Facebookで送る
URLをコピー
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。