背中の痛みが続き、内科的な病気のサインではと不安

2~3カ月前から背中に痛みがあります。整形外科で診てもらい、リハビリを続けていますが、最近は起床時に加え日中にも痛みが出るようになり、改善がみられません。デスクワーク中心で姿勢も悪いかもしれず、筋肉や神経の問題なのか、内科的な原因もあるのか不安です。内科的な重い病気のサインではないかと不安です。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
ご相談者の症状は、最近では痛む時間が変わるなどの変化があるようなので、再度、現在診てもらっている整形外科を受診し、日中も痛むようになったこと、リハビリテーションの効果がみられないこと、デスクワークが中心で姿勢に問題があるかもしれないことなどを話し、今後の治療について相談することをおすすめします。
●整形外科的な原因
痛みの特徴として…
・痛む部分を指などで押すと痛む(圧痛)
・からだを動かしたときに痛みが強くなるなど
考えられる原因として…
「運動で筋肉を痛めた」場合は、程度にもよりますが、回復に時間がかかることもあるため、リハビリを受けているにもかかわらず症状が続いた、あるいは悪化したことが背景にあるのかもしれません。
一般的に、動かしたときの痛みは、安静で徐々に痛みが軽くなります。痛みがある程度落ち着いたら、痛みの部分を蒸しタオルなどで温めたり、入浴でからだを温めてからゆっくり背中を動かすようにすると、より痛みは和らぎます。
「背中に突っ張った感じや重苦しい感じがするけれど、日常生活に支障がない」という場合は、からだの柔軟性が低下したことも要因と考えられます。柔軟性が高まるにつれて症状は徐々に改善するので、体操やストレッチがすすめられます。
一方、背中や腰の痛みが内科的な原因から起こることもあります。
●内科的な原因
痛みの特徴として…
・一般的に、寝ているときなどからだを動かさない安静時にジーンとする重苦しい痛み
考えられる原因として…
原因はさまざまで、心筋梗塞などの循環器の病気、肺の機能低下、肋間神経痛、帯状疱疹などが考えられます。それぞれ循環器内科、呼吸器内科、神経内科・ペインクリニック、皮膚科などが受診先になりますが、何科にかかればよいかわからないときには、まずはいまの整形外科で相談してみましょう。
冷や汗が出るような強い痛み、痛みの範囲が広がる、鋭い痛みで息ができないなどの場合は、早急に内科を受診してください。
整形外科の医師は、内科的な痛みではない見立てをされているものと思われますが、自分の不安な気持ちも含めて話し、適切な治療につなげてくださいね。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。