子どもが肘内障になった場合の応急手当は?

2025/04/30
子どもが肘内障(ちゅうないしょう)になってしまった場合、応急手当などの方法はありますか? それとも、早急に受診したほうがよいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
肘内障とは、肘の外側の骨(橈骨頭)が靭帯からはずれかかった状態です。「肘が抜けた」と表現されることもあるようですが、脱臼しているわけではありません。
寝返りや転ぶことでも起こることがありますが、腕が引っ張られることで発症することが多いと言われています。腫れや発赤などはみられず、レントゲンでも異常な所見はみられませんが、動かすと痛みが生じるため、腕を下げたまま動かそうとしないことが多く見られるようです。
肘内障が疑われる場合には、無理に痛がる腕を動かそうとせず、早急に整形外科を受診することが必要です。
インターネットなどで整復方法を閲覧できることもありますが、骨折などほかの原因がある場合もあり、自己判断による対処は危険を伴いますので避けましょう。
肘内障は、再発を繰り返すこともありますが、成長とともに発症しなくなります。
10歳頃になっても再発を繰り返す場合、整形外科で相談されることをおすすめします。


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