百日咳は大人もかかる?ワクチンは必要?

2025/04/25
流行している百日咳は大人もかかりますか? 予防のためにワクチンを受けたほうがよいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
百日咳は、百日咳菌を原因とする急性の気道感染症です。感染力が非常に強く、年齢に関係なく感染する可能性があります。大人がかかった場合は、軽い咳が長引く程度の症状ですが、乳児や新生児へ感染し、重症化させてしまう恐れがありますので、予防することが大切です。
百日咳の最も有効な予防方法は、ワクチン接種です。
日本では、乳幼児期にDPTワクチン(三種混合ワクチン)またはDPT-IPVワクチン(四種混合ワクチン)の定期接種が行われていますが、百日咳の免疫は4~12年ほどで低下してしまいますので、すべての学童期や大人へ、ワクチンの追加接種がすすめられています。追加接種は、成人用三種混合ワクチン(Tdap)または三種混合ワクチン(トリビック)どちらかの接種となります。
もし、ご相談者が定期接種以降、百日咳含有のワクチンを接種されていない場合には、追加接種することで予防効果が得られると思われます。とくに、乳幼児と接する機会がある場合は、追加接種されることが望ましいでしょう。
追加接種される場合は、任意接種となります。ワクチンの取り扱いがない医療機関もありまので、かかりつけ医やお近くの医療機関への確認が必要です。その際に、接種回数や抗体価検査の要否も併せて、相談されるとよいでしょう。
※2025年4月24日時点の内容です。


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