妊娠中。感染症が気になり生野菜が食べられない

現在、妊娠後期です。トキソプラズマなどの感染症が気になって、生野菜が食べられません。煮物や炒め物など調理した野菜を食べてはいるものの、サラダ等は食べていないので栄養が足りているか心配です。おすすめの食べ物や食べ方があれば教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
食品を加熱することで、トキソプラズマやリステリア菌による感染は防ぐことができます。予防のためには、75℃以上1分間の加熱が推奨されています。加熱することで損失されやすい栄養素にビタミンがあげられますが、すべてが失われるわけでないため、加熱した野菜をしっかりとれていれば、栄養不足の心配はあまりなさそうです。
みそ汁やスープは汁に溶け出たミネラルやビタミンも余すことなくとることができますし、炒め物では脂溶性ビタミンの吸収率も高まります。また、蒸す、揚げるといった調理法でも加熱ができ、ビタミンの損失も抑えられます。
からだに必要な栄養素は、野菜をはじめ、ごはん、肉、魚、卵、乳製品などさまざまな食品から摂取することができます。いろいろな食品をバランスよく摂取すれば、妊娠期に必要な栄養素を補いやすいでしょう。
また、妊娠後期はさらなる胎児の成長のため、食事量を増やしていきますが、増やすことで栄養素も充足します。ただ、むくみや貧血、胃が圧迫されて一度にたくさんの量が食べられなくなるといったことが起こりやすい時期でもあります。
むくみ対策には塩分を控え、貧血予防には鉄分が多く含まれる肉やあさり、かつお、青菜類を意識してとり入れるとよいでしょう。
一度に食べられないときは、適宜、間食を取りいれるのもいいと思います。間食はヨーグルトや焼きいも、サンドイッチ、おにぎりなど栄養が摂れるものがおすすめです。


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