切れ痔が慢性化してできた「見張りイボ」の治療法は?

切れ痔が慢性化し、「見張りイボ」というものができてしまいました。見張りイボの治療法や日常的に気をつけることを教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
切れ痔(裂肛)を繰り返し、慢性化すると、裂肛の外側に皮膚の突起物ができることがあります。これを「見張りイボ」と呼びます。
一般的に見張りイボの治療は、経過観察や薬物治療での対応です。
一方、肛門周囲に皮膚炎を起こしたり、かゆみや痛み、違和感がある場合、また美容的に気になる場合は、外科的切除が検討されます。
日常的に気をつけることとして、見張りイボの大きさによっては排便後に便が付着しやすく、肛門周囲の炎症の原因になることがあります。排便後は洗浄するなどし、肛門周囲の清潔を保つことが必要です。
また、裂肛の慢性化を防ぐためには、便通を整えて排便時に肛門への負担がかからないようにすることが重要です。セルフケアのポイントは以下の通りです。
●規則正しい生活を心がける
●水分を十分にとる
●食物繊維をとる
●1日3食、バランスのとれた食事をとる
●暴飲暴食や無理なダイエットをしない
→便秘や下痢をひき起こすことにつながります。
●休養と睡眠を十分にとり、疲れやストレスをためない
●長時間座ったままの行動を避ける
→肛門周囲の血行が悪くなり、回復の妨げになることがあります。
●排便を習慣づける
→朝食後にはトイレに行き、排便を試みるようにしましょう。
見張りイボにかゆみや痛み、違和感がある、または裂肛の症状が続いて日常生活に支障をきたす場合には受診をして、医師に相談されることをおすすめします。
受診の際には、生活上の注意点などを具体的に指導してもらうとよいでしょう。


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