よく蕁麻疹がでるのは体質だから仕方がない？　

蕁麻疹が頻繁に出ると、日常生活に支障が出てしまうこともあるのではないでしょうか。体質だとあきらめてしまわず、まずは皮膚科を受診し相談されるとよいでしょう。

一般的に、蕁麻疹は原因が特定できれば、その原因を遠ざけることがいちばんの治療法です。ただ、蕁麻疹は内臓の病気とは無関係なことが多いため、一般的な検査を行っても原因が特定できないことも少なくありません。

蕁麻疹の原因として、食品や薬剤、寒冷などの可能性が考えられる場合には、食品摂取および除去テストや薬剤内服テスト、寒冷試験、パッチテストなどの特殊検査で確かめる方法があります。

また、皮膚症状のほか、全身のだるさ、関節の痛み、発熱などの症状があれば、内臓の病気の可能性が疑われるため、血液や尿の一般検査、胸部や腹部のX線検査など、必要な検査が行われます。

原因がわかる場合もわからない場合も、かゆみや膨疹などの症状を抑える対症療法として、飲み薬の抗ヒスタミン薬を用います。効果が不十分な場合はほかの飲み薬や注射薬を使うこともあります。