「急性冠症候群」と「狭心症」はどう違うのか?
2026/04/08
「急性冠症候群」とはどんな病気ですか? 「狭心症」とどう違うのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
血管内に蓄積した不安定なプラークの破裂と、それに伴ってできた血栓によって急速に冠動脈が塞がれてしまい、心筋が虚血・壊死を引き起こす病態のことを、「急性冠症候群」といいます。
おもな症状は胸痛です。圧迫感や絞扼感(こうやくかん)、重苦しさなどの症状に加え、あごや首、肩、腕、背中に痛みが拡散される放散痛が現れることもあります。
「狭心症」と「急性冠症候群」は、どちらも動脈硬化によって起こります。
「狭心症」は、一時的な血流不足によるもので、元に戻る病態です。安静や硝酸薬(ニトロ製剤)の使用によって、通常、胸痛は15分以内に治まります。運動後や階段昇降などの労作時、深夜から明け方にかけての安静時など、症状が現れるタイミングを大方予想することができます。
一方、「急性冠症候群」は、心筋が壊死する前段階であったり、壊死してしまい元に戻らない病態です。胸痛は15分以上持続することが多く、硝酸薬の使用によって、症状が軽減する場合としない場合があります。また、症状のパターンが変化することもあり、安静時にも突然現れることがあります。

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