血色素量(Hb)が低い。鉄分を多くとれば改善する?
健診結果で血色素量(Hb)が低く、要再検査となりました。もともと貧血気味なのですが、鉄分を多くとることで改善するものなのでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
貧血は、血液中の血色素量(ヘモグロビン:Hb)が基準値より低い状態を指します。一般的に女性では、ヘモグロビン値が 12 g/dL 未満の場合に貧血とされます。もともと貧血気味とのことですが、今回の数値が以前と比べてどの程度変化しているかも大切な情報になります。
貧血の原因はさまざまですが、もっとも多いのは鉄欠乏性貧血です。鉄はヘモグロビンの材料となるため、不足すると貧血につながります。また、鉄不足以外にも、消化管からの出血や、女性では月経量が多いことなどが原因となることもあります。
鉄欠乏性貧血が疑われる場合は、まず食事から鉄を十分にとることが大切です。
レバー、赤身の肉や魚、あさり・しじみなどの貝類、大豆製品(納豆・豆腐など)、小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜といった、鉄を多く含む食品を意識してとりましょう。
また、鉄の吸収を助けるビタミンC(野菜・果物)、ビタミンB12(魚介類・レバー)、葉酸(緑黄色野菜・豆類)も積極的に摂取し、食事は3食バランスよくきちんと食べることがすすめられます。
ただし、貧血の程度によっては食事だけでの改善が難しく治療が必要な場合があります。
健診で「要再検査」とされた場合は、指示に従って医療機関を受診することが大切です。
とくに女性の場合、月経による出血が原因となることも多いため、月経量が多い場合は婦人科の受診も検討するとよいでしょう。
貧血のなかには、鉄欠乏以外の原因によるものや、背景に治療が必要な病気が隠れている場合もあります。
食事改善を意識するとともに、医療機関で貧血の程度や原因を確認し、適切な対応について相談されることをおすすめします。

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