人間ドックで指摘された「大腸憩室」とは?
2026/06/16
人間ドックで「大腸憩室が認められます」と指摘がありました。精密検査の必要はないとのことでしたが、大腸憩室とはどのようなものですか。また、食生活で注意することはありますか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
大腸憩室とは、大腸の壁の一部が内から外に向かって突出し、小さな袋のようになった状態のことです。この突出した部分を「憩室」と呼びます。大腸憩室は、腸内部の圧力の上昇や、加齢に伴う腸管壁のもろさによって生じる後天的なものがほとんどです。40代から患者数が増え始め、80歳以上では4~6割にみられるとされています。
多くの場合は無症状で、健康診断などで偶然見つかります。「精密検査の必要がない」と判断された場合は、基本的に心配する必要はありません。
ただし、血便や肛門からの出血(憩室出血)を起こしたり、憩室に便が入り込んで炎症(憩室炎)が起き、腹痛や発熱などの症状が現れたりした場合は、治療が必要になります。
症状がない場合は、便秘や下痢を防ぐ食生活を心がけるとよいでしょう。
●食物繊維を十分に摂取する(野菜、果物、海藻類など)
●水分を十分に摂取する
●アルコールやカフェイン類などの刺激性食品の過剰摂取を避ける
●暴飲暴食を避け、1日3食できるだけ均等に食事をとる
●便秘予防のため、適度な運動を心がける
症状がない場合はあまり神経質にならなくてよいですが、もし腹痛の悪化、発熱、出血などの変化があれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

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